名古屋市立大学大学院・薬学研究科・生体超分子システム解析学分野 Nagoya City University
田中 正彦 Masahiko Tanaka 〔e-mail: mtanaka(at)phar.nagoya-cu.ac.jp〕
研究内容
<これまでの研究~現在の研究>
1.神経研究に役立つ実験系の開発
① 小脳形成過程を in vitro で再現するスライス培養系の開発(Brain Res., 1994;神経化学, 2001)
② 単一細胞エレクトロポレーションを用いた培養神経細胞への siRNA 導入法の開発(J. Neurosci. Meth., 2009;Neuromethods,
2012)
2.小脳形成のメカニズム解明
① 小脳形成過程で起こる顆粒細胞死のメカニズム(Neuroscience, 1998)
② Notch2 によるグリア細胞の分化状態の制御(J. Neurobiol., 1999)
③ プルキンエ細胞樹状突起 (Purkinje cell dendrite) の形成メカニズム〔下図上段〕
・ 受容体型チロシンホスファターゼ PTPz およびバーグマングリア細胞の関与(J. Neurosci., 2003;神経精神薬理, 2007)
・ 生細胞イメージングを利用した、一部の突起の退縮が起こることの証明(Neuroscience, 2006)
・ リアノジン受容体の関与(Dev. Neurobiol., 2014)
・ CaMKII & IV の関与(Neuroscience, 2021)
3.小腸の恒常性と炎症における腸管グリア細胞 (enteric glial cell) の重要性〔下図下段〕
① 腸管グリア細胞におけるカルシニューリンの役割(Biol. Pharm. Bull., 2018)
② 腸管グリア細胞からの分泌物質の役割(Cells, 2023)
※小脳におけるグリア細胞の研究が、小腸の腸管神経系におけるグリア細胞の研究につながりました。
<リンク>
→ researchmap
→ 名古屋市立大学大学院・薬学研究科・生体超分子システム解析学分野(公式ページ)
→ 名古屋市立大学大学院・薬学研究科・生体超分子システム解析学分野(独自ページ:Top)
→ 名古屋市立大学大学院・薬学研究科・生体超分子システム解析学分野(独自ページ:研究内容)
小脳(上段)と小腸(下段)における神経細胞とグリア細胞:細胞間相互作用の重要性
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